大人のための『夢を叶える学校』

「夢は叶えるもの!」険しい道でも突き進めば、その先に必ず光が見える。実現した経緯や飲食店経営・起業の仕方などをはじめ、昨今話題の『副業』のカテゴリーについての最新情報も発信しています。

これぞ『真のサービスマン!』、私が思う商売繁盛の哲学

ある日、店長と営業活動についてお話ししたことがあります。その時、こんな事を言われました。

「最近、外国人が客引きのために、お店の前で声を掛けているので、お客さんが避けてるんですよねー」って。

これは、困っているのかな?それとも・・・

 売上が落ちている言い訳なのか・・・とも思いました。

 

『他人の悪口を言ったり批判したりすると、必ず自分に返ってくる!』

私がいつも心に思っていることです。

今回は、こんな些細な悩みを解消していくための考え方をお話しします。

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人が生きていくとは・・・

私たちは誰でも、この世に生命を授けられました。

ご両親や家族に育てられ、先生、友達、近所の方々に囲まれて成長しました。

「俺は一人で生きていく!」なんて強気な人もいますが、一人で生きていくのであれば、無人島にでも行って住んだらいいのではないでしょうか?

この社会で「自分一人」ということはありえません。

例えば、コンビニに買い物に行っても、店員さんが対応してくれます。

 

「生きていく」ということは、周囲の助けがあって成り立つのです。

つまり、自分が生きていくためには、様々な方々の助けがあるから生きていけるのです。

自分は『生かされている』ということを理解して生活すると、自分を取り巻く全ての人に『感謝』をすべきではないでしょうか。

                                  

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問題点を明確に!

さて、店長の悩みについて考えてみましょう。

 

我々は、人通りのある場所に店舗を構え、お客さんが入りやすいようにして営業活動をしています。

お客さんが来店してくれて、生活の糧にさせて頂いているのです。

 

一方、話題の客引きの方は、声を掛けてお客さんを掴んでいるのです。

それが、世間でいう「如何わしいお店」であっても、彼らはそれで生計を立てている事を忘れてはいけません。

自分の店舗が人通りのあまりない場所だからこそ、人通りのある場所で客引きをするのは、理にかなっています。

 

それでは、何が悩みなのでしょうか?

店長が言うには、「お客さんが客引きを避けて歩くから、自分の店舗に入りづらいのでは・・・」と言いたかったのでしょうか。

でも、魅力のある店舗であれば、誰に声を掛けられても誘われても、真っ直ぐお店に来てくれる筈です。

心配する程の問題ではないと、私は思っています。

                                                                                                   

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お店の前でお客さんに声を掛ける「客引き」が良いか悪いか?ではなく、人として尊重すべきなのです。

商人は常にプラス思考で

「お店の入口では営業妨害だよ」なんて思う人もいるかもしれません。

ならば、入口ずらせば!って言われますよ(笑)。

 

はじめにお話ししましたが、人は一人では生きていけません。お互い助け合うことが、生きていく上では大切なことなのです。

この考え方ができるようになると、マイナスと思われることもプラスに転じるものです。

 

実は、こんな場面に私も遭遇した時がありました。

その当時の私が実践した対処法についてお話しします。

 

「人の店の前で、迷惑だ!」と、すぐに感情的になってしまうのが、今回の悩みです。

しかし、客観的に観察してみると、「声を掛けていくのは大変だなぁ」と思うのです。

殆どの人が断って先を急いだり、無視したりと。

それでも諦めることなく、休むことなく、声を掛けているのです。

 

人として尊重することで、生きていくことの大変さを知るキッカケにもなりました。

我々の商売は、綺麗な店舗を造って頂いて営業できるので幸せです。

しかし、そうでないからこそ一生懸命呼び込みをしなければならないのです。

あまりにも大変そうだったので、当時私は、おにぎりを握って「お疲れ様」って笑顔で渡してあげました。

 

どうですか?

こうして『人』として尊重することで、考え方や行動が変わるのです。

人は助け合って生きていくのです。

冬場の寒い時期でも、毎日呼び込みをしているのです。そんな時期には、あったかいお汁粉や味噌汁を作って「お疲れ様」って渡してあげるのです。

立場が『逆』だったら、とても嬉しいですよね。

お互い嫌な気持ちでいがみ合うのではなく、心伝わる「喜び」が感じられる方が、良くないですか?

 

さいごに

誰も、迷惑かけようなんて思っている人はいません。

みんな生きることに精一杯なのです。

非難するよりも「助け合い」の気持ちでお付き合いしていきたいですね。

 

『商人』とは、そういうものです。周囲の人に支えられているからこそ、商売をしていけるのです。

 

今回のように「嫌だ」と思う前に、相手様のことを温かく包んであげる方法を探しましょう。

その結果、どうなったと思いますか?

その呼び込みをしている人が、ウチのお店にお客さんを案内してくれるようになったのです。

「美味しいお店探してたから、連れてきました。お願いします!」だって。

とても驚きです!嬉しいことです!軌跡です!

 

マイナスのことこそプラス思考で考え、『人に尽くす』という気持ちを持っているから、それが『商売繁盛』に繋がるのです。